オーロラツアー(1日目)~どたばたの出発
■成田までのどたばた
私は、朝、お世話係に起こされる。「6時20分だよ」と。6時に目覚ましをかけていたはずなのだけれど、まったく聞こえなかったらしい。着替えて人間の朝ご飯にネコたちのご飯など、最低限のことをすませ、タクシー2台を呼んで家を出たのは7時15分ごろ。当初予定の電車にも、遅くなってもこのくらいにはと思っていた電車にも乗れず(--;) 成田エクスプレスには間に合ったからいいんだけれど。
成田エクスプレスの車内では、全員、年賀状の準備。親のほうは、文面を印刷したはがきに飾りのシールと宛名のシールを貼る「だけ」なのだが、450枚くらいと枚数が多いのでこれがなかなかに大変。一部はお世話係が夜のうちにすませておいたというのに、結局、ふたりがかりで成田到着の少し前に終了。
●成田エクスプレス車内の様子
成田に着くと……小トラブル発生。成田エクスプレスのチケットが見当たらないというのだ。このあたり、お世話係が確実な事務作業で家族を支えているのが常態なのだが、彼女がバテバテでぼけているわけだ。あちこち探すが出てこない。最後は、年賀状を入れた袋から出てきた。
集合場所に行くと、ツアーを添乗してくれる門脇さんがおられた。門脇さんツアーは、年末以外にも何回かおこなわれるのだが、今回のツアーは参加人数が少なく、我々家族4人以外にもうひとりという話だった。ところが、その方がパスポートを忘れてしまわれたとのこと。パスポートがないと出国できないので、その方はツアーキャンセル。結局、我々家族のプライベートツアー(添乗員付き)みたいな格好になってしまった。
預け荷物は、今回、4人の総重量でやってくれたこともあり、スムーズにパス。セキュリティーも、夏のハワイ行きの教訓を生かし、筆箱のコンパスなども預け荷物に入れたので特に問題なし。こばっかいがボディーチェックの上、靴まで脱がされるということはあったけれど。
子どもたちがお腹がすいたというので(^^;)、搭乗ゲートを確認したあと、ゲート近くのお店でお昼。これからしばらく食べられなくなるからということか、ラーメンを選んだ人が3人。
●成田空港でお昼を食べる
飛行機があまり大きくないので、搭乗もスムーズ。席は、子どもたちの希望で彼らが窓際。登場後、割とすぐに離陸。このあたりはとても順調。
■成田→ヘルシンキのフライト
離陸後、シートベルト着用サインが消えたあたりで、親はふたりとも背もたれを倒して爆睡。一眠りして目が覚めると、ちょうど、お昼がサーブされるところだった。空港で食べてしまったのであまりお腹がすいていないのだが、それなりにつまみ食い。
お昼がサーブされる時点でこばっかいは映画を見ていた。にこばっかいは爆睡。お昼を食べ終わって親はまた寝たが、こばっかいは映画を見続ける。次に目を覚ましたら、にこばっかいも目を覚まして映画を見始めていた。親はまだ寝続ける(^^;) 西行きで時差調整はたいがいなんとかなるはずなので、子どもたちは好きにさせておく。
半ばすぎ、残り4時間くらいになったあたりで、親もさすがに寝ているのがきつくなり、それぞれ、映画なんぞを見ることに。映画を見終わったあたりで、フィンランド時間のお昼がサーブされる。食べ終わって少しすると、飛行機は着陸態勢にはいり、どんどん高度を下げていく。
ヘルシンキでは、国際線からロバニエミ行きへと乗り継ぐ。乗り継ぎ時間は1時間10分ほど。特に問題はないはずだが、実は、ヘルシンキ行きはいずれも似たような時間に着くのだそうで、出遅れると、セキュリティーなどにずらり並んでしまうらしい。夏のハワイでは、子どもたちが降りる準備をしておらず、比較的前のほうに座っていたにもかかわらず、降りるのが最後になった経緯もある。急いで降りられるようにと重々申し渡す。
「忘れ物をするなよ。ここで忘れると大変なことになるぞ」と子どもたちに声をかけ、通路に並ぶ……と、自分が忘れ物をしたことに気づく。足下に置いたカメラバッグ。いや、あぶないところだった(^^;)
ヘルシンキ到着は午後3時ごろなのだけれど、薄暗い。冬の北欧だとこんな感じなんだなぁと思いつつ、セキュリティーへ。
●ヘルシンキ空港
セキュリティーを出たところのベンチが白樺の樹皮などを使ったものだった。うん、北欧っぽいかも。車いすが積めるようになっているカートなども、福祉国家、北欧らしいと言えるかもしれない。
●白樺の樹皮を使ったベンチ
●車いすが積めるカート。さすがは北欧、か。
乗り継ぎゲートまでの通路にはいろいろなお店が。
●スターバックス。なかなかにいい雰囲気。
●ムーミングッズのお店
■ヘルシンキ→ロバニエミ
機内でサーブされるのは飲み物のみ。コーヒーを頼んだのだけれど、これがすごく濃くてきつかった。まるでエスプレッソを普通のカップで出されたような感じ。
映画などがないこともあり、子どもたちは爆睡。私は、パソコンが使えるあいだは旅の記録を書き、パソコンが使えない離着陸のあいだは宮部みゆきの『模倣犯』を読む。
ロバニエミ着は5時半くらい。ここはもう少しで北極圏というところなので、この時間はもう真っ暗。
国際線でずっと起きていたこともあり、にこばっかいは熟睡から無理矢理起こされた格好となり、機嫌の悪いこと悪いこと。靴が履けないというか、履けないように履いては履けないと怒る状態。ピックアップした預け荷物もあちこちにがんがんぶつけてはいらいら。「借り物なんだから丁寧に扱え!」と叱りつける。
空港からホテルは、日本からのツアー、3種類くらいが合同でバス。
スカンジックホテルのすぐ前には世界最北のマクドナルドが。最北マックのはがきがもらえるらしいし、ご当地メニューもあるらしいので、寄ってみたいのだけれど、着いた日の夜も翌日朝も食事がついている。どうしようと相談のうえ、朝一で極北マックに行き、軽く食べる。で、不足分をホテルの朝食で補うことに。
●泊まったホテル(今回のツアーで唯一のホテル泊)
●ホテルから見た極北マック
■ホテルにて
部屋にはいってへ~と思ったのはゴミ箱。分別ゴミ箱なのだ。
●分別ゴミ箱
ホテル到着は6時半ごろ。夕食は8時からで大浴場というかサウナは10時まで。夕食前にサウナに行ってみることにする。
まずは入り方の説明を読んでみる。
- 温かいシャワーで体の汚れを落とす
- サウナに入る(タオルを敷いて座る。適宜、石に水をかけて蒸気を出す)
- MAX 10分で出て、冷たいシャワーで体を冷やす。
- 以降、サウナ、冷水シャワーをくり返す。2回目以降は5~10分。
- 最後は冷水シャワー。
- 体が常温に戻るまで待つ。20分くらい?
- 温かいシャワーを浴びてから服を着る。
シャワーのあいだ、タオルはどうするのかと思ったら、タオル側にはヒモがついていて、シャワー室のフックにかけられるようになっていた。
サウナから出てくると……
「部屋の鍵、なくした……」
とこばっかい。はぁ? なんでも、棚にルームキーを置き、その上にバスタオルを置いておいたのだが、出てきてみると、バスタオルがなくなって服が置いてあり、その下にキーがなかったとのこと。まずは服の持ち主に聞いてみるんだろう。
東洋系だと思ったら、中国か韓国だったらしい。こばっかいが一生懸命英語で質問をすることに。ともかく、彼が来た時点で、そこにはなにもなかったとのこと。となると、フロントに事情を話してなんとかしてもらうしかないだろう。
夕食前にフロントへ。こばっかいがわかったようなわからないような英語で説明すると、ささっと新しいキーを作って渡してくれた。こんな簡単にルームキーを作って渡していいのかって感じ。
夕食は、クリスマスのバイキングというもの。食事を取りに行った時点でそれなりの人数が並んでいたので、もう少し空いてから取ることにして、ホテル内にあるショップのショーウインドーを見に行く。
これが失敗だった。
戻ってみると、列はさらに長くなっている。仕方がないとお世話係とこばっかいが並び、食べ物をとって戻ってくるまで約20分。これはあんまりだろう。例年やってることらしいのに。
●長蛇の列
夕食後は、とにかく早くに寝る。10時ごろ就寝。
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