こばっかい高校入学
この春はこばっかいが高校受験でいろいろと大変だったのだが、無事というかなんというか、一応、高校に入学という運びになった。
■入学式後、出てきた新入生を迎撃する部活の新歓部隊
■こばっかいの受験顛末記
鉄板滑り止めの私立は併願推薦で特待生となったので、よかったのだが……その後、第一志望の都立と同等レベルの私立は数学の点取らせ問題で計算ミスをして不合格。都立の入試も、最大の得点源であるはずの数学でやはり計算ミスというかうっかりミスというかをくり返し、20点以上を落とすという大失敗。そういうミスの防止を考えろと昔から言われてきたのに、最後までやりっぱなしに近い勉強をしていたので仕方ないとも言えるわけだが。幸いだったのは、割と不得意な国語と社会が過去問時よりもかなりよかったこと。これで数学の失点を半分方は取り返したようだが、合否は微妙。ギリギリで落ちた可能性大という感じだった。
合格発表を前に家族で感想を話しあったのだが、そのときの私の感想は(↓)。
「最後まで盛りあがらなかったねぇ。年明けからとか、私立の試験が始まったあと、最後の1カ月とかは必死でやるかと思ったのだけど、都立の試験前日に友だちと2時間近くも遊んでいるとか、ありえないよね。『最後の1週間は1時間の勉強で1点違う』って塾の先生に言われた、がんばる、みたいなことを言っていたのに」
合格発表はこばっかいがひとりで見にいった。さすがのこばっかいはも、掲示板前の人だかりを前に足がなかなか出なかったそうだ。同じように逡巡している連中が何人かいて、「ああ、あいつらもぎりぎりで落ちてそうだと思ってるんだろうな」などと考えたらしい。
結果は奇跡の合格\(^o^)/
きっと最低点だったんじゃないかと。ま、入学試験は最終的に合否だけが問題なので、最低点だろうがなんだろうが入ってしまえばこっちのものでいいんだけど。
その後、併願推薦で特待生合格をもらっていた私立には、お断りに出向いた。
■入学式
そんなわけで、第一志望の都立高校に入学。
こばっかいにとっては君が代斉唱も初めてなら来賓挨拶とかも初めての経験。入学式は割とコンパクトで自分などのときよりもよかったような気もするが、単に私が年を取ったからそう思うだけなのかもしれない。校長先生の祝辞で、冒頭、主な来賓への謝辞が続いたのだけはいただけないと思うが。
だって、新入生への祝辞なんだから、さ。来賓については、あとで紹介もあれば何人かは祝辞も述べてもらうことになってもいるわけで。
新入生の入退場は弦楽合奏の部が生演奏、校歌は合唱部が歌うなど、先輩の参加が多かったのはよかったと思う。それもそのはず、とにかく部活動が盛んなところで兼部は当たり前、片手の指で足らないほど兼部している子もいたりするらしい。私自身、高校生時代はスケート、水泳、放送(アマチュア無線・エレクトロニクス)、英語と4つの部に参加していたのでそれなりになんとかなることは知っているが、片手の指で足らないというのはさすがに想像を絶する。
そんな風なので、入学式後に出てくる新入生をそのまま帰すなんてことはありえない。冒頭写真のようにたくさんの部が声をかけてくる。親に対してまで声をかけてきた部もあった。
- (新歓生徒)
- ラグビー部です。男の子だったら選手に、女の子だったらマネージャーにm(._.)m
- (Buckeye)
- 親は関係ないから本人に言ってくれ。
- (新歓生徒)
- あの、どこに?
- (Buckeye)
- さっきどっかに捕まったんだよな。ああ、あそこの壁際に追い詰められてるわ(^^;)
- (新歓生徒)
- わかりました。でも、お父さん、お母さんからもぜひ一言、勧めておいてください。m(._.)m
いや~、あのラグビー部の生徒、将来、いい営業になれそうだわ。ちなみにそのときこばっかいが捕まっていたのは化学部とラグビー部だった(^^;)
■PTA
子どもが学校に入ると、PTAの役員決めという一大イベントが親を待っている。入学式後、親を教室に入れて役員が決まるまで出さないというコンクラーベ状態というのをよく聞く(コンクラーベというのはローマ教皇を決める長時間の会議のこと)。誰かが根負けして引き受けるまで、みんな、うつむいて座っているとか、なんか怖い話を聞くことが多い。
我が家の場合、小中は雰囲気のよい小規模校でいつもさっと役員が決まって苦労がなかったのだけれど、今回は都立なのでどうなることかと戦々恐々。嫁さんはいよいよになったらやってもいいと思っていたのが、入学式の直前に転勤が判明し、役員はとても無理だとなっていたからなおさらだ(転勤先が転勤先で、学校のPTA役員なんてとてもやれたものではないので)。
結果は拍子抜けするほどスムーズ。
現在の役員さんからいろいろと説明があったあと、PTAの役員をやってもいいかどうかのアンケート用紙を提出。結局、役員の定員よりも多くの人が「やってもいい」と答えたので、その中から1年時の役員を話し合いで決めて終了。
この高校はPTA活動もかなりしっかりしている印象で、「役員をやると知り合いが増えていいですよ」という現役役員さんの言葉もそのとおりなのだろう。となれば、やれればやってもいいと思う人はそれなりにいてもおかしくない。こういうあたりを見ても、全体としてうまく動いている学校なのだろうと思う。
ただまあ、なんというか、説明やなにかで出てくる言葉は「お母さん」ばかりで「お父さん」どころか「親御さん」的な中立的表現さえも出てこないあたりはやはりというかなんというか。約40人のクラスでお父さんも来ているところが10家族ほど、お父さんしか来ていないところも1家族あったのだが(ひとりが自分の子どもの席に座るのだが、子どもの席にお父さんがひとりだけ座っていた。あとのお父さんは私を含めて教室の後ろにずらり)。
| 固定リンク
「雑記-家族」カテゴリの記事
- 子どもたちが通った小中の教頭先生のお疲れさま会(2024.09.22)
- 2024北欧旅行――ベルゲン→東京(2024.09.06)
- 2024北欧旅行――ベルゲン~フラム~ベルゲン(2024.09.05)
- 2024北欧旅行――ベルゲン(2024.09.04)
- 2024北欧旅行――オスロ(2024.09.03)
コメント
こばっかいくん、ご入学おめでとうございます!!
いや~それにしても楽しそうな学校でいいねぇ。
投稿: アンダンテ | 2012年4月 9日 (月) 12時09分
ええ、なんかすんげー楽しそうなところです。
先生方まで、「ウチの高校は部活と学祭ですごく忙しいのですが、あたたかく見守ってあげてください」なんて言うほどで。
投稿: Buckeye | 2012年4月10日 (火) 10時01分
おめでとうございます。
なんだか楽しみですねぇ・
投稿: くまぱぱ | 2012年4月10日 (火) 14時33分
おめでとうございまーす( ´ ▽ ` )ノ
うちも入学式はほぼ同んなじでw
君が代のかわりに、イエス様がいちばんとか歌ってましたもんね。
私も役員はしませんでしたが、なぜか、真っ先にやりませんか?と言われてしまうのですが。役員臭でもするんでしょうか?クンクン
バッカイさんのスケート・水泳部は、夏冬リバーシブル対応ですか?
息子さんもパパに負けないくらい高校生活を楽しんでくれそうですね。
また息子も私も主人も何かとお世話になりますが、今後ともよろしくお願いいたします。
投稿: こだいら | 2012年4月11日 (水) 12時12分
くまぱぱどの、
はい、いろいろと楽しみです。一番楽しみにしているのはこばっかいでしょうね(^^;)
メインの運動部はまだ決められていないようですが、兼部で登山部には入るそうです。あとは昼休みに活動する文化系をひとつとか。文化祭実行委員系のなにか(文化祭がすごく盛んなところで、委員会もたくさんある)もやるらしい……勉強は……しているヒマなんてなさそうです。
投稿: Buckeye | 2012年4月11日 (水) 21時25分
こだいらさま、
そうなんですよ、いままではイエスさまでしたし、校長先生も生徒たちに語りかけるのが当たり前でしたから。いろいろとカルチャーショックだろうと思います。
私のスケートと水泳は、ご推察の通り、夏冬リバーシブルというか、凍ったら滑って溶けたら泳ぐというパターンです。もともとスケートがメインで、陸トレ代わりに夏だけ参加して問題ならない運動部ってことで水泳を選んだ次第で。大学に入って東京に出てきて、通年リンクがある環境になったら水泳は辞めました。大学の水泳部から勧誘はありましたけど。
投稿: Buckeye | 2012年4月11日 (水) 21時27分
Buckeyeさん、ばっかいず世話係さん
こばっかい君、良かったですね~~
遅ればせながら、おめでとうございます。
こんなに遅くなってホント申し訳ないです。
ずっと気がかりだったのですが、アンダンテさんに聞くわけにもいかず。
思い切って探してこちらのブログに辿り着きました。
○高は私の親友の出身校でもあり、昔から憧れの高校でした。
○高祭にも、学校説明会にも足を運んだことがありますが、都立随一のエネルギッシュな高校ですよね。
3人も子供がいて、1人でも○高に・・・という私の願いもむなしく、内申がトホホな我が家はそれぞれ別の都立に進みました。
・・・で、大学受験もすったもんだの連続で、5年目に突入です。
これからも記事を楽しみにしています♪
投稿: スケルツオ | 2012年5月19日 (土) 16時52分
私のほうも、むちゃくちゃ遅いコメントで申し訳ありませんm(._.)m
我が家の場合、内申は……お世話係の功績ですね。本人の功績は本番の度胸。とにかく、楽しくて仕方がないようで、ホント、すべり込めてよかったと思います。
投稿: Buckeye | 2012年10月14日 (日) 05時44分