アニメコンテンツエキスポ
角川さん、やりますねぇ。
『アニメコンテンツエキスポ』を『東京国際アニメフェア2011』と同じ3月26~27日に千葉県・幕張メッセで開催するとは……
角川をはじめとする出版各社が東京都青少年健全育成条例の改正に反対し、東京都知事石原慎太郎氏が実行委員長を務める『東京国際アニメフェア2011』をボイコットするというニュースが12月半ばに流れたとき、我が家では、「同じようなイベントを千葉の幕張メッセで同日開催すればいいのに」と話していたのですが……まさかホントにそうなるとは。
東京都青少年健全育成条例の改正、けっこう話題になったのでご存じの方も多いかと思います。この改正について漫画家や小説家の人たちが問題としていた点は、「規制対象が法律の条文で規定されておらず、後々、恣意的に変えられる」というところ。この問題は、否決された春先の時点でずいぶんと指摘されていたのですが、秋の改定案でもその点は修正もされず、さまざまな説明においても触れられずに終わっています。
この経緯を見る限り、「表向きの目的である不健全図書の分別販売は改正案を通すための方便であり、真の目的は、将来、規制を自由に変更できるフリーハンドを行政が得ること」だとしか思えません。戦前・戦中の言論統制と同じことが目的だと言ってもいいかもしれません。
12月に可決されてしまったこの改正案に大きな問題が隠されているというのは、青少年の健全育成が仕事の嫁さんでさえも「怖い法律だ」と表現したことから明らかでしょう。
そんなわけで、東京都の姿勢に反対する角川さんがやるという『アニメコンテンツエキスポ』、応援の意味を込めて行ってみたいななどと思っております。この時期は東京にいない予定なので、実際には行きたくても行けないのですが。
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