平和学習な一日

新宿にある「平和祈念展示資料館」に子どもたちと行ってきた。午後、語り部さんが戦争体験を話してくれるというので、それを聞くことが今回の目的。

戦争体験がある人たちはもう90前後。今後、どんどん人数が減って行くだろう。わかるかどうかはわからないけど、今のうちに聞かせておかないと、子どもたちが大人になったころには、もう聞くチャンスがないかもしれない。

ウチの子どもたちが通っている学校は、小6で広島、中3で沖縄へ修学旅行にゆく。その主眼は平和学習だ。

実は、私も原爆と必ずしも無縁ではない。2発目の原爆は、長崎と小倉、どちらに落とされてもおかしくなかったらしい。小倉は、当時、祖母と母が住んでいた街だ。紆余曲折があって最終的に原爆が投下されたのが長崎だったから（かつ、ナガサキ後、3発目を待たずに日本が降伏したから）祖母も母も無事で、私が生まれ、今につながっていることになる。

そのあたり、多少なりとも子どもたちに伝えられればと思う。

ところで、「平和祈念展示資料館」があるのは新宿住友ビル、通称三角ビルだ。上層階は展望レストラン街になっており、昔、けっこう来た記憶がある。混む時間になるとエレベーターを待つ行列ができていたのだが……

それが今や、空きが多く、ちょっとさびれた感じ。やっぱり世の中、不況なのね。

夜は、「西部戦線異状なし」の上映会。字幕だったが、にこばっかいも小6になり、字幕でもあまり問題なく観られるようになった。