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2010年7月19日 (月)

小学校で夏の縁日

7月19日の海の日、にこばっかいが通っている小学校で、ここ数年、恒例となった夏の縁日があった。お父さんたちが中心となって行うもので、我が家は初回から夫婦でゲームコーナーを担当している。お世話係はオセロ、トランプなどのテーブルゲーム系(今年はテーブルゲーム系を他の人に引き継ぎ、バルーンアートをやっていた)、私は的当て系である。

的当ては、初年度は準備の都合で輪ゴム鉄砲、2年目からはずっと弓矢をやっている。どうせならふだんやらないことがいいだろうと、小学校が七夕かざりに使った竹をもらって作ったものだ。男の子を中心にかなりの人気で、縁日開催中、列がなくなることはない。

■こんな感じ

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■的はこんなもの

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弓は、基本的に、適当な幅に竹を割って糸をはっただけの簡単なもの。ざっと割ったあとはクラフトナイフで削って整形し、最後はサンドペーパーで仕上げてある。

糸を張りっぱなしにすると弓に曲がり癖がついて矢が飛ばなくなるので、弓の端はこんな感じに加工した。

■弓の端

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糸の端に輪を作って向かい合った溝の部分に引っかける。先端を回せば矢が打てる。使い終わったら、糸を先端から外しておけばいい。

矢は、工作用に売られている丸棒の片側の端に溝を作り、反対側の端にパイプ椅子の脚の先端につけるゴムキャップをつけただけのもの。長さは900mm。

■矢の先端と後端

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弓の材料となった孟宗竹が分厚いこともあり、この程度の造りでもかなり飛ぶし、的の中心にあたると「パカーン」とすごい音がする。的のあちこちが丸くへこんでいるのは、矢があたった跡だ。

弓矢を打つとき、ポイントとなるのは2点。

ひとつは、親指や人差し指を伸ばし気味にして、その上に矢を載せること。これができないと矢の前側がだらんと下がってしまってどうにもならない。

もうひとつは、引き絞ったあと、むしろ後ろへ引くようにしながら矢を放つこと。慣れない子どもは前に押そうとして矢が飛ばなくなる。

ポイントの前者、高学年はいいとして、低学年の子ども(1年生とか2年生)にはけっこう難しい。そのため、弓側を工夫した低学年用の弓も作ってみた。

■低学年用の弓

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真ん中あたりの幅を広くし、そこに矢が通る穴をあけたわけだ。ここに通せば、指でどうこうする必要がなくなる。低学年だと体が小さいので、弓全体も短くしてあるし、矢もこちらは600mmと短くしてある。

■穴の周囲の加工

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穴の両側には凧糸を巻いて補強を施してある(竹の表面に薄く接着剤を塗って巻いてある)。これがないと穴の部分から割れが始まり、1日ももたずに壊れてしまう(初年度は壊れた^^;)。穴の部分で竹の繊維を切ってしまうので弱くなってしまうわけだ。

この弓矢、実は一番のポイントは弦にある。最初、凧糸を使ったのだが、弓の勢いに耐えきれず、しょっちゅう切れる。10回、20回がいいところで、100回もとてももたない。ところがこの縁日、のべ200人が1人1回5本の矢を放つので、ひとつの弓で300回や400回はもってくれないと困る(弓矢は4セットを用意している)。

というわけで見つけてきたのがこの糸。糸を量り売りしているハンズの売り場でいろいろな材質の糸をながめて見つけたもの。宇宙服などに用いられているケブラーの糸だ。

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この糸にしていらい、切れたことがない。交換したこともない。

我が家は今年で下の子も小学校を卒業するので、一応、工作系が得意なお父さんに弓矢を渡して引き継いでおいた。

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