DEWKs誘致
今朝のNHKニュースで、小さな子どもがいる共働き家庭(DEWKs: Double Employed With Kids)に来てもらう努力を始めた流山市が紹介されていました。大きな住民税収が見込める上、子どもも定住してくれれば将来的な人口減にも対応できる、と。
あ~あ、やっぱり出てきたか、そういうところ。
ずっと前から、今住んでいる市も、「小さな子どもがいる共働き家庭に来てもらう」という方針を打ちだすべきだって言ってきたんですよねぇ。9年前、市のエンゼルプラン策定公募委員をしたときにも市に提案してみたりしたんですが……保育園を充実させればそういう人が来てくれる、市にとっても得だって。でも、保育園は作れば作っただけ潜在需要が掘り起こされて待機児は減らないし、保育園がいつまでも必要とは限らないしと即答。考えてみることさえしようとしなかったもんなぁ。
このあたり、都の公園がたくさんあるし、公立学校は荒れてないし、中央線で通勤に便利だし、小児科もたくさんあるしで、保育園が有数の激戦区という以外はDEWKs誘致に有利な条件が整っているのに。しかもこのところ中央線高架化で駅前再開発をしているし、再開発のテナントが入らないとかなんとか言ってるし……駅前のビルひとつ、保育用にドンと使ってしまえばDEWKs殺到なんてこともあったはずなんだけど。(流山市も目玉は駅前保育施設だし)
DEWKs取り合いになる前に先駆けとして有名になれば定評が生まれ、あとあとずっと安泰だった可能性もあるのに。後追いでやっても、ねぇ。それでもやらないよりはマシなんだけど、たぶん、ウチの市、やらないんだよなぁ。
市内中学生と市との対話会を開いたとき、「自分が住んでいるところと反対のほうは隣接市の図書館が使えるからいいけど、自分が住んでいるほうは隣接市の図書館が使えなくて不便をしている。反対側の隣接市とも相互に図書館が使える形にして欲しい」と中学生に言われ、「図書館の相互利用は~市、~市……で可能になっているので、そちらを使って欲しい」と答えて平気な顔をしているようなところだからねぇ、ここ。その中学生はそれを認識した上で、聞いてるのが明らかなのに。そりゃね、図書館が貧弱な市が隣接市に相互利用を持ちかけても首を縦に振ってくれないであろうことはわかりますよ。今の相互利用契約だって、要するに、隣接市のひとつが言いだしたのに乗ってるだけなんだろうし(たぶん、相互利用エリアの真ん中の市でしょう。あそこならそういう音頭をとりそうだし、あそこが言えば回りは乗るし)。でも、それならそれであやまるなりなんなり、回答のしようがあるってもの。なんというか、市民のことなんか本当には考えていないんだろうなと思ってしまいました。いろいろ状況の変化でどうしようもなくなったら動くという意識に無意識のうちになってしまってるんだろうなって。はぁ……
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コメント
本筋の話ではありませんが、DEWKs って久しぶりに見かけた気がしました。どちらが先に登場したのかわかりませんが、その後 DINKs ばっかり目につきました。
で、DEWKs を手元の辞書でひいてみたら RHD 2nd の訳語が「2職の子供持ち族」... 通じるけどなんだかなぁ、でした。
投稿: baldhatter | 2010年5月25日 (火) 20時48分
そうですか、DEWKsって昔っからあった言葉なんですか(^^;)
私はこの朝のニュースではじめて見ました。baldhatterさんがご自分の記事で触れられているように、DINKsっていうのは新しいから言葉ができたし定着したんだと私も思います。で、今度は共働きで子どもがいるのがむしろ珍しくなってDEWKsって言葉が出てきたのかと思っちゃいました。
投稿: Buckeye | 2010年5月26日 (水) 10時36分