神経質ななつきと食いしん坊のかりん

やはり、なつきがいるおかげでかりんは慣れるのが早いようだ。

このところ、夜遅くなると、なつきもかりんも1階ダイニングの床暖房に集まる。なつきは床にべったりと体を伸ばして少しでも暖かくという姿勢、かりんは、なつきがああしているのだから大丈夫なはずって自分に言い聞かせつつ、お座り姿勢。

それにしても、ここ何日か見ただけで、それぞれに性格が違うことがよくわかる。

なつきは人なつっこいので細かいことは気にしない子かと思ったら、どうもかなり神経質らしい。出会い頭にあったり、耳慣れない音がしたりしたとき、すごく警戒する。

かりんは食いしん坊。まだ慣れきっておらずびくびくしているくせに、朝、私が起きると廊下に出てきて「エサくれ～」と鳴く。なつきはいつも知らん顔なのに。それだけでなく、自分のお皿にエサがはいっている状態でとなりのなつきのお皿へ奪いにゆく。なつきはちょっと神経質なせいか、かりんが突進してくると引いてしまう。

今朝はなつきとかりんが一緒に食事だったので、仕方なく、なつきのお皿をテレビの向こう側に移す。かりん、それでもなつきのお皿へ奪いにゆく(--;) 結局、私が間にはいってバリアとなるしかなかった。食うスピードは、ガツガツ食うかりんとゆっくり食べるなつきなので、当然、かりんが速い。食い終わったかりんはなつきが食べている音が気になって仕方がない。そちらに行こうとすると私がぬっと顔を出す(^^;) 別コースでゆこうとするとそちらにまたぬっ。そんなことを数回くり返したあと、かりんがテレビに向かって突進！　あわてて手で遮ろうとしたら、テレビ向こうのすき間を通ろうとしたかりんを横から壁におさえるような形に……。一瞬、かりんが大暴れし、びっくりしたなつきと2頭、2階のネコ部屋へ避難。

あちゃ～、また嫌われたかなぁと思いつつ、けっこう残っていたなつきのエサをプラ容器へ。なつき1頭の瞬間をとらえてあげないとかりんに食われてしまいそうだから。と、しまったのは正解だったらしい。しまってなつきのお皿を定位置に置いた直後、かりんが姿を現し、まっすぐなつきのお皿へ……。をひ。もともとあれだけびくついてて、ついさっきあれだけの恐怖体験をして、それでもエサがあるはずと思えばすぐに私の横まで来るかい。