ゆきののその後

一昨日開催されたノンフィクション出版翻訳忘年会の会場で、「ゆきのちゃん、その後どうなったんですか？」と聞かれた(^^;) あちこちにご心配をおかけしているようで……。

ゆきのは、捕獲機を返す前日に捕獲し、近くの獣医さんで避妊手術をしてもらった。その後、ノラに返すはずだったのだが……こばっかいが「3頭姉妹で2頭は家に入れてもらい、ゆきのだけ外はかわいそうだ」とお世話係にくり返しアピール。かわいそうかかわいそうでないかと言えばもちろんかわいそうなわけで、そういう辺りが気になるけど言われなければばっくれるつもりだったお世話係もあれだけ強烈に言われれば揺らぐ。

私も、揺らぐであろうと分かっているものだから、ゆきのをお迎えにゆく前にお世話係へ電話。「お迎えしたら放していいのか」。「ちょっといろいろ先生と相談して……」

先生に「いろいろありまして……」と言うと、「この子は人に慣れる素質のある子。右前足が不自由なこともあるし、家で飼ってあげられるならそのほうがいいけど……」。まあ、院内猫が7匹もいるところだから、そういう返事が返ってくるのは当然かも。結局、「一晩、どうするか相談していらっしゃい。もう一晩、ウチに泊めるから」とのこと。ついでというかなんというか、あとの展開を考えてノミ取りと虫下しの薬はつけてもらう。

一晩相談といっても、こばっかいは期末試験中。そんな話をしたら試験どころでなくなる。親だけでは結論が出ず、「手術後でもあるし、しばらく家で経過を見る」ためにケージへ移すことに。

その後、数日間をケージで過ごしたゆきの。私にはかなりなついており、手を入れると頭をすりつけてきて、首筋などをかいてやるとゴロゴロとすごいしゴロッと横になったりする。にこばっかいだとゴロゴロも言わない、ピッと座っていてちょっと警戒。

そして昨日の夜。

(お世話係)

ゆきのはもう1週間くらいもケージ。そろそろ出してあげないと……

(こばっかい)

うん、家の中にね(^^)

(お世話係)

あのねぇ、猫を飼うにあたり、お母さんの負担が増えないことってことが条件だったけど、結局、いろいろと負担が増えるのよ。

(こばっかい)

大丈夫だよ。なんとかなるよ。

(お世話係)

あんたに言われたくないわよ！　あのねぇ、毛の掃除をしているのはお母さん、エサやりはお父さん、トイレの掃除はお父さんとにこばっかい。なんもしていないのはあんただけなの！

(Buckeye)

あ、ソレ、インド人の"No problem"だ(爆)。問題起こしてる本人に言われたくないよねぇ。

とまあ、例によって例のごとく、説教してるんだか漫才してるんだかよくわかんない会話を経て、「自分のことは自立的・自律的に行い、お母さんの世話にならない」を条件にゆきのは家の中に放すことに。しばらく子どもたちの実績を見て、最終的には外に放すという選択肢も残ってはいるけれど。

というわけで、今日のお昼過ぎ、ノミ取りシャンプーで丸洗いされたゆきの。

●一応は拭いたけど全身ずぶぬれ状態。とりあえずベッド下のすき間に潜り込む

●夕方、乾いたゆきの