エンゼルパイ騒動

エンゼルパイというお菓子があり、実はけっこう好きだったりする。似たようなチョコパイというものがロッテから出ているが、アレではダメ。ただ、なぜかスーパーでよく見かけるのはチョコパイでエンゼルパイはなかなか見かけない。

それはともかく。

そのエンゼルパイ、最近はいろいろな風味をつけものが出ているらしい。先日、ウチのそばのスーパーにあったのはバナナ風味。それを買ってきてみた。

暖まってチョコがべっちゃりするとイヤなので、昨日、冷蔵庫のフタへ2個、入れた。で、今日、おやつに私が1個、学校から帰ってきたにこばっかいが1個。そのあとこばっかいが帰宅し、大騒ぎになった。エンゼルパイがなくなっている、と。

こばっかいはまず情報収集。私が先に1個食べたことを確認すると……あと1個しかないのに食ったのはなぜだとにこばっかいに詰め寄る。冷蔵庫に2個あったんだから（2個だったって知ってたんかい）、お父さんが1個食べたなら、こばっかいが食べたときは1個だったはず。1個しかないのをにいちゃんに断りもなく食っちまうとはナニゴトか……。

まあたしかに、こばっかいの主張に一理ある。またこばっかいは他人のことも気にする、にこばっかいは気にしないんで、そういう意味でも怒りたくなるであろうこともわかる。またかいって思ったんだろうねぇ。でも、にこばっかいにすれば、お父さんに食っていいかと聞いて食ったんだから悪くないって思いがあるだろう。

ちなみに、冷蔵庫に入れてないだけでまだあるから食っていいって答えたんだが。

とりあえず放っておいて私は風呂へ。

あがろうとしたら二人が風呂に入りにきた。相手も好きそうなものが残り1個だったら、もっとあるのか確認するか、相手にどうするかを確認してから食うってことになったらしい。

とっくみあいにならず、長期戦にもならず、二人だけで解決したのは当社比でかなりよくなったと言えるだろう。

ただ、さぁ……場合分けで「こういうときはどうする」って決めても、ねぇ。他人を思いやれば自然とどう動くべきかが決まるし、そっちのほうが大事だと思うな。