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2009年1月26日 (月)

芝浦工大ロボットセミナー-感想など

今回のロボットセミナーを通して一番強く感じたのは、にこばっかいの成長。うまく行かないとだんだんやることが荒くなり、荒くなるからできないという悪循環に入ったあげくかんしゃくを起こすというのがいつものパターン(--;)だったのだが、今回は、涙を流して荒くなりかけても最後は軌道修正して自分で組み立てるなど、成長の跡がたくさん見られた。

にこばっかいは今まで自分の手で作るという経験が少なかったことも判明。小さいころから頭でっかち気味で手を動かさないものだから、夏休みの自由研究なども工作の予定が形にならず、何かをまとめたレポートに切り替えてお茶を濁すなどしてきた。自分からよくやるのはレゴなど、あらかじめ組み合わせられるように作られているものばかり。流用はよくやってきたが、「一から作る」とか「ないパーツは作る」とかは経験がほとんどない。このあたりは体当たりで(たいして考えもせずに^^;)作ってしまうこばっかいとの差が大きい。最終的にはこばっかい・にこばっかいの折衷型にならないといけないわけだし、そういう意味ではどっちから入ってもいいっちゃいいのだが、子どものうちは体当たりが特に大事だと思うんだけどなぁ。

二人とも、火事場の馬鹿力的な集中力はたいしたものだった。土曜日から日曜日の朝にかけては、メシを食う以外、休憩なしのぶっ続けで作業。大人でもこれだけの時間、集中するのは簡単ではないはず。まして、小学校の4年、6年ではできなくても当然。いくら好きなことでも、ね。こばっかいはそれが日曜日のお昼すぎまで続いたわけだ。

そうそう、こばっかいについては、私との会話がかみ合うようになったとの指摘が嫁さんからあった。「アレはどうした?」「~した」「じゃあ大丈夫だな」「うん」みたいな感じのパターンが増えたというのだ。言われてみれば、「お前が何をいいたいのか分からない」「『アレをこうしたらどうなるか?』と聞かれても、君の『アレをこうしたら』はさまざまな形が考えられ、それぞれで結果が違うから答えようがない」などと回答することがめっきり減っている。基本的な部分がかなり身についたということなのだろう。

それにしても、こうして兄弟、同じことを1~2年違いでやる場合、どちらが得なのだろうか。にこばっかいは兄ちゃんのまねをするだけでそれなりのところまで行ける。だから結果(今回で言えば地区大会の入賞や全国大会への出場)は得やすく、成功体験が増える。これに対してこばっかいは一人目で先達がおらず、自分で道を切り開かなければならないので結果につながりにくい。そのかわり、新しいものを考えて形にするという経験はたくさん積める。

私としては、自分で考えたモノを形にするのが一番、楽しい瞬間だと思う。そういう意味でこばっかいのほうが得という気がするのだが、さて、どうなのだろう。

◎全国大会に向けて

こばっかいは、全国大会も今のパターンを改良してトライするつもりらしい。勝つことだけを目標にするならオーソドックスにすくい上げるパターンのほうがいいのかなとは思うが(全国大会の上位入賞者はだいたいすくい上げ型)、今回、ピンポン球の取り込みと聞いて、まず、両面テープに貼り付けて持ち上げるコンベア型、というアイデアが浮かんだので、それにこだわりたいらしい。もの作りというのはこだわりも大事だと思うので、それはそれ、かな。こだわりつつ、どこまで高性能に持って行けるか……それもまた一興だろう。

コンベア型は大がかりにならざるを得ず、重量制限に引っかかって高性能化が難しい。こばっかいも当初は4連コンベアで一挙取り込みを狙ったが重量制限におさめるため2連コンベアまで落とさざるを得なかった(それでも最後に大変な苦労をして軽量化作業をしなければならなかった)。ネットにある写真でも、コンベア型は2連が多いようだ。重量制限から基本的にそのあたりが限界になるのだろう。ここから先の改造は、軽量材料でどこまで強度を確保できるかがカギ、かな。ボクサーは金属材料で強度と重量を持たせるという方向性だったので、違う方向性が経験できていいかもしれない。

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