こばっかいの算数(続)
今日もこばっかいが図形で引っかかった。内側にへこんだ四角形の折れ込んだ部分に5角形がくっついた一筆書きで、印が付いた角の合計を求めろというもの。先日の話があるので、「あなたが教えてよ」と言われて問題を見るが……はて、正直、わからんぞ。
しばらく考えるがわからない。仕方がないので、「問題として出てるんだから、きっとこうだろう(求める角を集めると5角形の内角の和に等しくなる)」と見当をつけ、紙を持ってきて図を書き補助線を1本引いて式を立て、この見当が正しいことを確認。これで問題は解けたが……こんなん、教えられんわな。問題として出されているんだから解けるはずであり、ということは、5角形の内角の和を求めろって話のはずだ、なんて。
私が書いた図と数行の式を見て嫁さんは絶句。
以下、「お世話係」とはBuckeye・こばっかい・にこばっかいの3ばっかいの面倒を見る「ばっかいずお世話係」を自認する嫁さん。
- (お世話係)
- …………そんなことしなくても出るじゃん。
- (Buckeye)
- たぶんそうだと思うけど、分からなかったから。
- (お世話係)
- これって変な格好してるけど四角形でしょ? だから、この外角は内角の和に等しい。で、この外角とここは対角。つまり5角形の内角の合計を求めれば……
- (Buckeye)
- え? え? ちょっと待った。話について行けない(*.*)
- (お世話係)
- …………いや、だから、ここは外角であり、残りのこことこことここの内角の和に等しい。で、この外角とここは対角だから等しい。ということはつまり、指定された角を合計すると5角形の内角の合計になる。
- (Buckeye)
- ……はあ……。そうみたいね……。でも、説明されても「外角と対角が等しい」の部分に進んだ瞬間、和が外角に等しくなる内角がどれとどれだったのか覚えていられなくなる人間に(角が10個所近くも出てくるわけで^^;)頭の中でそれほど多くのステップを踏んで解けと言われても、ねぇ……
- (お世話係)
- 私にはやっぱり分からないわ、分からないってことが。そうして説明されれば、そうなんだろうなぁと思うけど。
- (Buckeye)
- いや、だから頭の中で複数ステップを踏むのは無理なんだって。
- (お世話係)
- 説明してみたらステップが複数だって分かったけど、私にとっては全体で1ステップであり、問題を見た瞬間にそれが浮かぶのよ。
- (Buckeye)
- …………
- (お世話係)
- だいたいあなた、私よりも図形把握とか空間把握とかの力、高いじゃない。なんだか複雑なもの、図を書いては作ってるじゃない。それがどうしてこんな簡単な形でわからなくなるの?
- (Buckeye)
- 現実が把握できることと問題が解けることは別次元だし、モノを作るとき、この問題みたいな変な格好は出てこない。だいたい、モノ作りのときなら、この角、一つ一つは既知で、計算すればいい世界。分からないものを合わせてどうこうなんて考え方は不要。
- (お世話係)
- そうなの?
- (Buckeye)
- そう。
- (お世話係)
- それにしても……あなた、それでよくウチの大学、受かったわね。
- (Buckeye)
- 図形は6問中、2問じゃん。問題を読みもしないで捨てたよ。微積とかの代数系はできるわけで、残りの4問中、3問解ければ半分取れて理科と英語でカバーできるんだから。2問しか解けなかったらさすがに厳しいけど。
- (お世話係)
- 受験テクニックとしては正しいわね。
- (Buckeye)
- でしょ?
- (お世話係)
- で……どーすんのよ。私には教えられないわよ。
- (Buckeye)
- 私にも教えられない。自分に分からないものをどう教えろと? っていうか、「こばっかいは教えられない」と言うべきじゃ? 私の頭を受けついでいるのなら、たぶん、誰がどう教えてもこのあたりが分かるようにはならないぞ。
- (お世話係)
- …………
- (Buckeye)
- …………
さて、どーしましょう。試験テクニックとして、出題者の意図を推測するっていう裏口から回りこむような方法を身につけさせるのかぁ? なんだかなぁ……。
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