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2008年11月13日 (木)

携帯用ヘッドホンアンプ(ダイアモンドバッファ付き)の製作-5(仕様の詰め)

単四3本用ケースにオペアンプだけでなくダイアモンドバッファまで収めてしまおうというむちゃな企画、そろそろ仕様を詰め、製作を開始したいと思う。

仕様は、いろいろ試聴してみたりした結果、以下のように決定。

  • OPアンプはLME49721。単四2本なのでコレしか選択肢がないとも言う。
  • 後段Trは2SC2320/2SA999(前段は2SC1815/2SA1015)。音が太く、ボーカルが元気に聞こえる点とサイズから。
  • 電解コンデンサはOS-CON、2.5V 2700μ。KZEがいい感じで据置はこっちで行こうと思うが、単四3本用ケースに収まるサイズだと容量が小さくなるのでやめておく。
  • 入力抵抗はタクマンREY 4.7kΩ(220Ωと組み合わせて入力を分割)。ニッコームRP-44Cのほうが好みだが、RP-44Cは立てられないため実装面積が不足する。
  • NFBループ内の抵抗はサイズ重視でチップ抵抗を中心にする。
  • その他はLME49721一発を単四3本用ケースに収めたときに準じる。

最終的な部品配置・配線は、以下のとおり。

●最終的な部品配置・配線の図

20081113_rimg0159

当初の19穴×9穴を見直して18穴×9穴となったとき、これ以上は無理だと思ったが、最終的には16穴×9穴となった。チップ抵抗にしたことが大きいのだが、普通の抵抗を使っても17穴×9穴くらいなら行けそうである。なせばなる(違

なお、もう1穴、2穴広くすればなくせるジャンパー線もあるが、ここは小型化を優先する。17穴×9穴や18穴×9穴でもケースに入るかもしれないが、余裕が少ないと、最後、ギリギリで入らなくなるかもしれず、それは避けたいからだ。16穴×9穴なら当初予定から長さ方向に3穴減ったことになり、配線分を差し引いた余裕が約5mmとなる。これだけあれば、ケースに収まらないという事態は、たいがい、避けられそうな気がする。

●大きな部品を基板に刺してみた

20081113_rimg0165

先日来、いろいろなTrの組み合わせで1日ずつ聞いてみた結果、後段Trには2SC2320/2SA999をチョイス。この組合せはボーカルが元気。ただ、ディストーションがきつめにかかっているのか荒れた感じの音源なんかだと、声にアラが目立つ(電源電圧が落ちてひずんだか? と電池を替えてみた経験あり^^;)。そういう意味では、もうちょいおとなしめの2SD667/2SB647のほうが幅広く対応できそうだ。しかし、今回のサイズに収めるには背が高すぎ、Tr下に配線を入れられるだけの余裕はやはりないと判断、除外した。

2SC2320/2SA999もほんの少しだが普通のTrよりも大きい。そのため、足をぎりぎりまでさし込むとTr同士が干渉する。ま、このくらいは基板から少し浮かせるようにすれば大丈夫だろう。どうせ定電流ダイオードが下に来る2階建てなんだし、他にも足がTrの下に入る部品があるんだし。

抵抗はチップ抵抗を中心とするが、この背景にも、2SC2320/2SA999が少し大きいことがある。普通の大きさでもTrがほぼすき間なくぎっちり並ぶのに、多少なりとはいえそれが大きくなるのだ。1/6Wでも抵抗を挟むすき間はないだろう。0.1μの表面実装用フィルムコンデンサが手に入れば、抵抗は普通のものを使うことも可能。ただし、0.1μも抵抗も全部チップにしても、基板面積が今より小さくなることはないと思う。

LME49721一発のときは基板を切りっぱなしとしたが、今回はやすりで仕上げた。理由はギリギリまで小さくしておきたかったことと、基板が電池に直接触れるおそれがあるので角を丸めておくべきだと思ったこと。

それにしてもぎっちぎちである。ホントになんとかなるんだろうか……。こうして部品を刺してみると、改めて不安になる。

余談ながら……KANさんお勧めの東京光音RDはとてもじゃないが入らない。せっかくだから、基板とRDを一緒に撮ってみた。

●作成予定の基板と東京光音RD

20081113_rimg0169rd

別にトリックでRDをでかく見せているわけじゃない。でも、そう思えてしまうというか、ほとんどジョーダンにしか見えない写真になってしまった。

作成予定の基板、東京光音RDなら2個で満杯になってしまう。そこにコンデンサをのぞく全回路を実装しようというのだから、むちゃと言えばあまりにむちゃなプロジェクトだ。ま、ダメもとでやってみんべー。

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■一連の記事へのリンク

「携帯用ヘッドホンアンプ(ダイアモンドバッファ付き)の製作」

  1. ケースの検討
  2. 部品配置の再検討
  3. 部品配置の再々検討
  4. 入力抵抗の影響
  5. 仕様の詰め
  6. 基板の製作
  7. ケース組込

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コメント

ああそうだ。東京光音RDがあるのは……なべさんはわりと低めの評価だったけどKANさんはお勧めとのことで、一度、聞いてみようかなと思い、先日、ついでのときに買ってきたから。で、これを使うということは、オーバーオールのNFBをかけないものを作ってみようというつもりなわけで。ま、当分先の話になりますが。

投稿: Buckeye | 2008年11月14日 (金) 20時09分

Buckeyeさん
出張でコメントへのレス遅れてしまい失礼しました.抵抗音質評価の目的は「携帯HPA」にターゲットを絞った事だったんですね(^^;
とはいうもの,しっかり東京光音RDをゲットしてる~(笑).

この先据置きHPAをご検討されているということで参考情報まで.
音が悪いというCmoyですが,入力カップリングにバカでかいオレンジドロップ(1μF×2/チャンネル),抵抗はオール東京光音RDと『市場に流通している部品のなかから一番デカいパーツだけで製作したHPA』があります.冗談じみたHPAですがCmoyの定説を覆す高音質で,いまでもリファレンスとして愛用しています.
これは某HPAガレージメーカーの社長さんとの談話がきっかけでしたが,彼の持論であるパーツの大きさ=音質は,実際に製作してみて頷けるものがありました.超コンパクトの次はアメリカンサイズもいいかもですね.

投稿: KAN | 2008年11月15日 (土) 11時06分

何ごとも余裕があると細かい部分が違ってきたりします。電子関係だとサイズがでかければいいわけではなく、基板サイズなど、下手にでかいと変なトラブルが生じたりしますけど、HPAの部品というレベルでは、大きいことが余裕となっている。そんな感じなんでしょうね。

1台ン万もかかるようなアンプだとそうそう何台も作れませんが、部品点数が少ないシンプルなものだといろいろ気楽にいじれるのがいいですね。コストパフォーマンスとして、他の遊びよりもむしろ安くついたりしますから。

投稿: Buckeye | 2008年11月15日 (土) 22時29分

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