携帯用ヘッドホンアンプ(ダイアモンドバッファ付き)の製作-7(ケース組込)
今日はハーレーの販売店が行うツーリングに参加する予定だった。ところが集合時間を間違えたらしく、販売店についたときには誰もいない(T_T) どうも、同じ目的地に向かう次の日曜日のツーリングの出発時間のほうを覚えてしまっていたらしい。
仕方がないので戻って仕事をする。そして、仕事の休憩を兼ねて、携帯用HPA(ダイアモンドバッファ付き)のケース加工~組み込みをしてみた。
■単四3本用電池ケースに入るかどうかのチェック
予定よりも幅が大きくなってケースに入らない可能性が出たので、まずは基板部分のケースを切りとり、基板と単四電池をケースに入れてみる。
●基板と電池をケースに入れてみた
なんとか入るようだ。ホントにぎりぎりで電池と部品が触っていたりするんだが。もともとは薄いプラ板で基板部分を覆ったらいいんじゃないかと思っていたのだが、とてもそんな余裕はない。
この状態で眺めていて心配になったことがある。配線、全部が通るんだろうか。っていうか、通る気がしないんだけど。
心配していても始まらないので、とにかく、ケース加工を進める。
●ジャックと基板の関係をチェック
●ジャック部分の加工方法を変更
「携帯用ヘッドホンアンプの製作-3(完成)」で書いたように、ジャックは丸い穴だけではダメで、少し広げてやる必要がある。しかし問題のジャックの四角い部分、外側までは出てこない。そこで今回は、内側の壁を薄くはつってみた。これなら外側には丸い穴だけとなって仕上がりがきれいになる(↓)。
●外側から見た1号機のジャック部分
●外側から見た2号機のジャック部分
そのほかは、基本的に前回と同じように製作を進める。大きな変更点は、ふたつ。一つは入出力のGNDを出力ジャック部分でまとめてしまうこと。もう一つは配線を一段、細いものにすること。いずれも、前回のやり方では取り回しに無理があると判断したので。
●完成(左がLME49721一発の1号機。右がダイアモンドバッファ付きの2号機)
できましたよ。なんとかなりましたよ。入っちゃいましたよ。ダイアモンドバッファまで全部、単四3本用電池ケースに。信じらんないけど(^^;)
前回のLME49721一発よりもむしろ楽だったくらい。といっても、製作自体の難易度は今回のほうが格段に高い。楽だった原因は、前回の経験があることと実例が目の前にあること。こんなに違うとはねぇ。
●完成したダイアモンドバッファ付き携帯用HPA(写真クリックで大きくなります)
●ケースと基板の関係
右側GNDにつながる手前側の配線は、向こう側と同じ部分からOS-CONとトランジスタの足の間を通してこちらがわに出している。手前に見える赤い線は+Vのライン。こちらは基板とケースのすき間(左のほう)を通している。裏面にチップ抵抗がついている分、少し基板が浮き気味なので。
●高さもギリギリ
■試聴
音は、なんとなくざらついている。これは据え置き用というか実験用にバラックを作ったときもそうだったので気にしない。一晩か二晩もエージングすればすっきりしてくれるだろう。低音などの迫力はLME49721一発よりもあきらかに上がっている。エージングが終わるのが待ち遠しい。
■感想
なせばなる(爆)
いや、幅が予定を超えたときはさすがにダメだと思ったけど。
それなりの道具とそれなりの根気さえあれば、こうして詰め込むのも楽しいものだ。なんというか、限界に挑戦って感じで。
これだけ小さいと、ポンとポケットに入れたり首からぶら下げたりして気軽に使える。携帯オーディオとの相性、バツグンだ。
ここを読まれた方、作ってみませんか?
でもまあ、今回のHPAは、さすがに製作をお勧めする気になれない。一般的には限界を超えてると思うので。でも、ダイアモンドバッファ付きなら単三3本用ケース、単四3本用ケースならLME49721一発にすれば、たいがいなんとかなるんじゃないかと思う。
あ~、スイッチだけはここに入るサイズがなかなかないので大変かも。小さいものは6本足でも1回路だったりする。2回路でこの大きさのものは、秋葉原駅わきのガード下にあるお店をあちこち回り、ようやく見つけた。お店は、たぶん、ラジオセンターの門田無線。250円くらいしたと思う。
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■一連の記事へのリンク
「携帯用ヘッドホンアンプ(ダイアモンドバッファ付き)の製作」
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