高専ロボコン全国大会観戦
両国国技館で開催された高専ロボコン全国大会を観戦してきた。こばっかいが芝浦工大ロボットセミナー全国大会の決勝戦で戦い、その後、ブログでつながりができたご家族と一緒に。
●私のお気に入りは松江高専の「エアフィート」
トビウオを表現するためジャンプで進むというめちゃなアイデアをきちんと形にして、ハードルさえも飛びこえ、かつ、きちんと着地できるようにした松江高専のメンバーに脱帽。
ついてまずはアナウンサーのチェック。去年は女性アナがあまりに悲惨で、途中、先輩アナから異例の公開指導まで入ってしまったほど。いろいろあったけど、なんといっても、一生懸命マシンを作って練習してきた人たちに失礼な質問が多かったのが一番、腹がたったかな。で、今年のアナを確認すると……あ~、去年と同じかい(--;) 大学ロボコンもやっていたから予想はしていたけど。
でも、今年は去年の失敗を踏まえてか、シナリオがしっかりしていた模様。質問も、同じような質問しかしなくはなったけど、失礼な言動はなくなったので、まあ、いいかと。そんなわけで、現場の様子はまあまあ。あとはTV放映がまともであることを祈るのみ。なにせ先日のABUロボコンがあまりに悲惨だったから。ロボコンだというのにロボット自体や戦いの様子がほとんど放映されず、ロボコン素人のゲストの話ばっかりだったのだ。
それはともかく。
今年、印象に残ったのは、「狙いはロボコン大賞!」というチームがたくさんあったこと。ここしばらく、強いマシンがえらいみたいな風潮が強くなった気がしてなんだかなぁと思っていたのだが、去年、地区予選から全国大会まで1勝もあげられなかったサレジオ高専がロボコン大賞をもらったことで流れが変わったらしい。我々夫婦としては、ロボコン生みの親の森先生が流れを戻す狙いでサレジオ高専にロボコン大賞を贈ったと想像している。
あと、決勝戦がすごかった。今年は予選がタイムトライアル制だったこと、決勝トーナメントも予選でいいタイムを出したところ同士がつぶし合わない組み合わせだったことなどから、実力伯仲の2強が決勝で対戦。しかも両校とも、それまでの試合で出た最高タイムを2秒~4秒、上回るタイムでゴール。どちらが勝ってもおかしくなかった試合だった。
毎年のことながら、操縦者があせってミスり、勝てるはずの試合を落として消えていくマシンがいくつかあった。マシン性能の優劣も大事だが、最後は人間。ま、何ごともそんなものだと思う。
優勝は沖縄高専「Movement」、準優勝は小山高専「Iroha Liner」。注目のロボコン大賞は津山高専「キカイタイソウ」。
●優勝した沖縄高専「Movement」の2足歩行ロボット。動きはまるでバルキリー。
●こちらも私のお気に入り、阿南高専「ACE」。なんとも不思議な動きをする。
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コメント
このたびはお世話になり、ありがとうございました・・・とてもいい場所に席がとれ、おまけに過去をさかのぼっての詳しい解説付きで、ぜいたく過ぎる環境で観戦できました~
12月にテレビ放映される予定だそうですが、がんばった製作者たちをたくさん取り上げて応援する放映内容になるといいですね。
それにしても、Buckeyeさん選のロボットは、さすが通っぽいですね
投稿: ただ | 2008年11月24日 (月) 16時27分
子どもたちは集まったほうが絶対に楽しいですからね。また、機会がありましたらよろしく。
それにしても……ウチはいつもあんな感じで慣れっこですが、子どもたち(およびその他^^;)がうるさくて驚かれたのではないですか。子どもって、人数が増えるとき騒音が2倍、3倍と加算されていくのではなく、2乗、3乗とかけざんでどんどん大きくなってゆきますから。
投稿: Buckeye | 2008年11月24日 (月) 17時23分