携帯用ヘッドホンアンプ(ダイアモンドバッファ付き)の製作-2(部品配置の再検討)
なんとかなりそうだとしたあとも、この週末、何度か、部品配置図を書き換えてみた。
部品配置図を見ていると、「このあたりの無駄、こうすれば解消できそう」と思ったりする。「その1」に上げた配置図に「90゚?」とメモが入っているのも、そっち半分を90度回したらいいんじゃないかという意味。で、やってみると、ほかにもっと無駄がでて全体としてはかえって悪くなったりとか、もちろんよくなったりとか、いろいろするわけだ。一個所変更すると、そこから変化がほかへ波及するのだが、どう波及するかはわからないことも多い。
プラパズルにはまる人がいたりするが(ウチの嫁さんとか、ウチの嫁さんとか、ウチの嫁さんとか……^^;)、きっとこんな気分なんだろうなぁと、初めて、その気持ちがほんの少しわかった気がする。
それはともかく。
何回か書きなおした結果、今のところ断トツでいいのが(↓)
●配置図最終案?
無理な形でつける部品がなくなり(前の案は一部TrとOS-CONの取付に無理があった)、かつ、18穴×9穴と長さが1穴(1.27mm)短くなった。これ以上は難しい気がするので、たぶん、これが最終案になるかと。
●前回の配置案
●今回の案に従い、1.27mmピッチのユニバーサル基板にさしたTrとフィルムコンデンサ
サイズは部品部分ではかって23.0×12.5mm。長さ方向が1.5mm、縮んだ。これで2.5mmだった余裕が4.0mmになる。これだけあればたいがいなんとかなるだろう。幅が0.5mm、増えているが、これは今回、ノギスではかるとき部品にふれないギリギリをねらってみたせいではないかと思う。いずれにしても入る幅なのでOK。
Trがきれいに並び、配置的に無理がかなり減った感じ。というか、この図にたどりついたスタートが「Trがなるべく同じように並べてみよう」だったりするので、Trがきれいに並ぶのは当たり前ではあるのだが。
なお、この配置図、回路図がきちんと実現できているかどうかの最終チェックはまだしていない。図を書いてすぐにやってもミスるので、少し時間をおいて確認作業をする予定。
うん、なんとかなりそうな気がしてきたぞ。
そうそう、単三は直径が14mmある。当然、長さも単四より長い。つまり、この配置なら、単三1本分のスペースに余裕で入る。単三4本用ケースなら、残りのスペースを使ってVR、出力ジャックの品質アップ、入力のジャック化などなど、いろいろな展開が考えられる。ただしなべさん推奨の2CP601は微妙に高さが入らないので、妥協したVRにするか、固定ATTにするかの選択になる。
KANさんの「nabeさんの高音質ヘッドホンアンプのトランジスタを交換してみる」にあった終段トランジスタを変えるというのも、幅を2~3穴分、広げてやればできそうな気がする。といっても私の場合、ポータブルは首からぶら下げるので単三という選択肢はないのだが……誰かやってみません?
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コメント
私が配置図を書いている横では、子どもたちが11月1日の全国大会に向け、ロボットの改造にはげんでいた。ようやくやる気になってどんどん作業が進むのだが……大会まで1週間を切った今ごろ、改造をしているようではホントはダメ。高専や大学のロボコンでも、最後は操縦の勝負になるって、何回も見てきて分かってるはずだし、自分が参加したロボットセミナーでも実感してるはずなのにねぇ(--;)
ある部分を改造してよくなったら、他に悪影響が出てしまい、そっちの改造をしなければならないなんてことをしていて……だ・か・ら、夏休みにやれって言ったんじゃないか。
投稿: Buckeye | 2008年10月27日 (月) 10時48分