据置用ヘッドホンアンプの製作-1(仕様の検討)
「携帯用ヘッドホンアンプ(ダイアモンドバッファ付き)の製作-その3」で書いたように、やはり、据置用を先行させ、そちらで少しテストをしてから携帯用の仕様を詰めようと思う。というわけで据置用の製作を進める。
回路はなべさんの「高品質な低電圧ヘッドホンアンプ(単3×2本)」。
●基本方針
- 後段トランジスタは差し替えられるようにする。KANさんの「nabeさんの高音質ヘッドホンアンプのトランジスタを交換してみる」にあった後段トランジスタの変更をトライしてみたいので。
- OPアンプも差し替え可能とする。OPアンプによって音が違うので、いろいろと遊んでみたいな、と。念のためシングルOPアンプ×2への差し替えも想定しておく。
- 電源電圧は「電池2本×2」を基本にある程度高い電圧までかけることを想定。電圧によって音が変わるらしいので、そのあたりもいじってみようかと。
- 電解コンデンサも差し替え可能とする。コンデンサによって音が違うらしいし、電源電圧を上げるなら耐圧の高いコンデンサに変える必要があるので。
- 大きさは特に気にしないので、通常の2.54mmピッチのユニバーサル基板を使う。
●電池電圧
電池はEneloopを想定。ほかの機器についても、このところずっとEneloopを使っているので。秋葉原で安いNi-MHを買ってきて使っていた時期もあるのだけど、そっちだと、今、使っている携帯オーディオが断末魔の瞬間に「ボツッ!」とでかい音を発生して心臓に悪い。そんなこんなで、最近はすっかりEneloopばかりになっている。
Eneloopの定格電圧は1.2V。2本×2でやるなら2.4Vで2.5VのOS-CONがぴったりの感じ。感じなのだが……満充電状態のEneloopはけっこう電圧が高い。KANさんとこでコメントにも書いたが、真新しい単三で1.45V、1年以上使った単四が1.38Vあった。ま、定格1.5Vの乾電池も新品状態では1.5Vを超えるし(オキシライドなんてえらいこと高かった)、定格なんてそんなものだとは思うけど。
ともかく電解コンデンサは、OS-CONの6V耐圧を基本に考える。DIY的には許容範囲かもしれないけど、2.5V品では耐圧を超えてしまうし、一応は性能重視のオーディオなのだから。耐圧6Vなら電池4本×2で駆動してもOK。それ以上をかけるときは差し替えればいい。
ほかに耐圧が問題になる部品はないはず。
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コメント
KANさんとこに書かれた司さんのコメントによると、OS-CONは耐圧関係がけっこうシビアらしい。定格の80%以上はとても危険、と。定格耐圧は2.5Vと6Vだが、実質、2Vと4.8Vが上限と考えた方がいいということか。できれば70%、1.75Vと4.2Vくらい、かな。
満充電状態のNi-MHで1本と2/3本。乾電池なら1本と2本。
投稿: Buckeye | 2008年10月31日 (金) 08時44分