電池2本駆動のヘッドホンアンプ
こないだキットで作った電池2本駆動のヘッドホンアンプが気に入ってしまった。利得が1のバッファアンプなので音量が大きくなるわけでもなんでもないのだが、イヤホンによっては明らかに音が違う(違いがよくわからないものもある)。使ってなかったケンウッド KH-C711がいい感じで鳴るようになって、座って聴くときにはこいつを使うようになった。
ただ、ガタイがでかいので持ち運びには不便だ。私の場合、外出時に音楽を聴くことが多いので、携帯に便利ならさらによし、なのに。
もう1台、小型化して組もうかと思ったら、どうも、部品の入手が難しくなっているらしい。でも、その問題への対処をかね、nabeさんがOPアンプによる新しい回路を公開された。こないだのFETアンプの音が気に入ったということは、今度のアンプも気に入る可能性、大だ。こちらのほうが小型化しやすそうだし、消費電流も少ないらしい。
とにかく、作ってみようかな。方針は、携帯用としてとにかく小型化すること。
- 電池は単四2本とする。(消費電流がかなり小さくなるので単四で十分)
- 入力側のボリュームをなくし、ボリュームMAXに相当する固定抵抗とする。音量はソースとする携帯オーディオ側でコントロールするからいいという考え方。たぶん、オーディオ用の抵抗にすればいいんだろう。
- 高効率イヤホンにしか使わないことを前提にOPアンプのみの回路を基本に考える(性能の余裕より小型化を優先)。そのためには、OPアンプにLME49721が必要。
- とりあえずの目標は、単四4本用の電池ケースに収めること。OPアンプのみの回路にすれば単三2本用の電池ケースくらいまでいけるかも。電源のコンデンサがけっこうかさばるんでどこまで行けるかはわからないけど。
あ~そうだ。高効率イヤホン用でOPアンプのみなら電源のコンデンサ、容量を少し落としても大丈夫なんじゃないだろうか。駆動力小さめでいいってことなんだから、電源として用意するパワーも小さめでいいはず。それでよければ小型化がしやすくなるな。2700μ→1000μとか? 一応、nabeさんも「1000μ以上」って指定をされてるし。
ともかく、日本ではまだ手に入りにくいLME49721を注文。その他の部品は、今度都心に出たとき、アキバで買ってこようっと。
| 固定リンク
「DIY-エレクトロニクス」カテゴリの記事
- 近ごろの子どものDIY(2024.02.18)
- 『ラジオの製作』記念特大号2020年(2020.10.09)
- キーボード自作のためのお店が秋葉原に開店(2019.01.21)
- 閉鎖直前の秋葉原ラジオストアー(2013.11.23)
- 【悲報】秋葉原ラジオストアー閉鎖!(2013.11.21)
コメント
nabeさんとこでいろいろと情報収集してるので、そのメモ。
入力抵抗は音にけっこう影響するので、可能なら選ぶこと。とりあえず、オーディオ用にすればそれなり? それ以上の違いを私の耳が聞き分けられるかどうかは不明。やってみればおもしろいかなとは思うので、何百円か投資してもいいかも。
携帯オーディオを含むデジタルオーディオ機器は、基本的にボリュームMaxとするのがいい。デジタル的に音量を減衰させると量子化ビット数が少なくなって音質が劣化する(言われてみれば、そうかも)。つまり、デジタルの部分ではなるべく音量を下げず、アナログ回路に入ってから下げたほうがいい。作ることを考えているヘッドホンアンプは、抵抗でアッテネーターを組んで入力を落とす形で大まかに調整し、微調整を携帯オーディオ側の音量コントロール(Max付近)で行う。
投稿: Buckeye | 2008年10月 2日 (木) 09時31分
LME49721が届いた。はや!
ほかの部品を買いに行けるのは……来週の水曜日かなぁ。
投稿: Buckeye | 2008年10月 3日 (金) 18時42分