マウスの修理
先日、ロジクールマウス(MX500 Optical Mouse)の右クリックがおかしくなった。きちんとクリックされるときとされないときがあるようになってしまったのだ。
普通なら買い換えるのだが、買い換えたくない事情があるのが困る。お金がぁ……ではなくて、ロジクールの新しいマウスはドライバが変更となっており、私が望む使い方ができなくなってしまったからだ。OSからして変わってしまえばマウスも替えざるをえないが、OSがWindows XPまでの間は昔のドライバを使い続けたい。昔のドライバが使えるマウスはもうひとつ、MX510を持っているので、とりあえずそちらに交換したが、MX510が壊れたら後がない。保証期間なんかとっくにすぎているのだからと分解修理を試みることにした。
左ボタンにシングルクリック、右ボタンにダブルクリックを割当て、両方同時に押せばダブルクリックとして使えるようにしたいのだ。今のマウスドライバもuberOptionsというソフトを使えば右ボタンにダブルクリックを割りあてることは可能。でも、その割当てでは、右ボタンでのドラッグ、つまりダブルクリックからのドラッグが効かない。たぶん、マウスダウンの瞬間にダウン、アップ、ダウン、アップまでのイベントが全部発生してしまうのだろう。これに対して昔のドライバなら、ダウン、アップ、ダウンまでしかイベントが発生せず、右ボタンのアップでマウスアップが発生していたものと思われる。
マイクロスイッチ交換かなと思いつつ開けてみると……
右ボタン裏のプラスチックが欠けていた。要するに、使いすぎでプラスチックが疲労し、欠けてしまったということらしい。修理はもとの形に戻せばいい。
方法はいろいろとあると思うが、簡単なやり方ということで、0.2mm厚のアルミ板を凹型に切り(金属用はさみを使ったが、刃が痛んでもいいなら普通のはさみでも切れる)、Hを横にしたように見える上の横線部分に沿うように折り曲げ、2液型エポキシ接着剤で固定してみた。
ふたを戻して動かしてみると……うまくない。前はきちんとクリックされたりされなかったりだったが、今度はまったくクリックできない。マイクロスイッチがカチッという感じがしないのだ。
横倒しHの横線部分が補修で厚くなったため、クリックしなくてもクリックされたと同じになっているのかと思ったがどうも違うようだ。ゆっくりと押し込んでみると一応、上下に動くし。そのあたりから推測するに、縦線の部分と上の横線との高さが違うことが問題なのだろう。それならと縦線の部分も0.2mm厚のアルミ板で覆ってみた。
動作試験をしてみると……ストロークが少し短くなったが、動作自体は安定。とうぶんはこれで大丈夫そうだ(^^)v
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